- サントリー、ニッカ以外のジャパニーズウイスキーを知りたい
- 知識はないが美味しい日本のウイスキーを知りたい
- ミズナラ樽のウイスキーが好き
そんな方に知ってもらいたいウイスキーがイチローズモルトです。
今回はメーカー名ベンチャーウイスキー、イチローズモルトの中から比較的購入しやすい『イチローズモルト ホワイトラベル』についてレビューしていきます!
イチローズモルトには公式サイトと呼べるものがなく、参考となるテイスティングノートはありません。
私の感じた風味をうまく伝えることができれば幸いです
ストレート
ハチミツ系の甘い香りがします。飲んでみるとまず甘さがきますがすぐに引きます。その後ビターな感じが広がり鼻を抜けていきます。
余韻はそれほど長くはないけれど心地よく広がります。
ロック
ストレートで飲んだ時と比べて甘味が強くなり、ビターさが落ち着きます。
氷が解けていくにつれてモルト感が強くなり、個人的にはシングルモルトのベンロマックを思わせるような味わいを感じました。おそらく気のせいですが(笑)
ハイボール
ロック同様ストレートと比べて甘味が強くなる印象でした。加水によって広がるのでしょうか?
程よい甘味とビターさで後味がくどくなく、時間をかけてゆっくり飲むのには非常におすすめな飲み方です。炭酸に乗ってくる香りもいいです。
ウイスキー小話
今回紹介した『イチローズモルト ホワイトラベル』を作っているベンチャーウイスキー社ですが、今世界一注目されている蒸留所の一つといっても過言ではありません!
国際的なコンテストで数々の賞を受賞し、1985年~2014年に製造していた「イチローズモルト」シリーズの54本セットはオークションで1億円近い値段で落札されたこともありました。
その注目度から現在販売中のボトルも入手困難なものや、プレミアム価格で取引されるものが多いです。
今回紹介した『イチローズモルト ホワイトラベル』は一番安価で入手しやすいので定価で販売しているのを見つけたら手に取ってみてほしいです。
また、ふるさと納税をしている人であれば、埼玉県秩父市の返礼品として出ていることもあります。
他の高騰しているウイスキーにもいえることですが、焦って今定価以上の価格で購入することはあまりいい決断とは思えません。
今回紹介したベンチャーウイスキーの例でいえば、2019年に新たに蒸留所を新設しています。その第2蒸留所では、現在の蒸留所の約5倍の生産能力があるというではありませんか!
つまり第2蒸留所の原酒が熟成された数年後に今以上の供給量が約束されているのです。
他の蒸留所でも同様に今のウイスキーの需要に答える為に各生産者の皆さんが頑張ってくれているのです。それまでの間、他のさまざまなウイスキーを飲んで舌を肥えさせて待つのも何だか乙なものではないでしょうか?
ジャパニーズウイスキーの未来に乾杯!!